座っている時間が長いと、腰痛や首の痛み

48歳男性 会社員の方からの質問

メディアで「椅子に座っている時間帯が長いと、腰痛や首の痛みは発生しやすい」と、 よく報道されていますが、本当ですか?

実は、私は40代後半の年齢になってから、頻繁に腰痛が生じたり、 膝の関節痛に悩まされます。

ふだんの私は、椅子に座っている時間が長いです。

平日は1日10時間以上、椅子に座っています。

私の場合、腰痛やひざの関節痛を治す良い方法はありますか?

回答

はい、その報道は本当です

長時間同じ姿勢を続けていると、

「腰の筋肉が緊張した状態が続いて筋疲労を起こし、痛みを生じます」

また、気がつけばいつも猫背になっている、座るときに足を組む、いつも片足に重心をかけて立っているといったクセによって

「身体にゆがみが生じ、そして痛みを生じさせます」

このように、座っている時間が長いと、腰痛や首の痛みが発生する事となります。

・長時間の座り過ぎが腰痛悪化の原因になる理由とは?

長時間の座りすぎが腰痛につながる主な原因2つも紹介します。

原因を知り、腰痛予防へつなげていきましょう。

背骨と背骨の間にあるクッションへの負担 背骨と背骨の間にはクッションの働きをしている椎間板というものがあり、背骨を守る働きがあります。

実は座って前かがみになっている姿勢では、立っている場合と比べ約1.85倍もこの椎間板への圧が高まるという研究結果が出ています。

そして椎間板内の圧が高まると、椎間板を構成している線維輪に炎症が起こり、腰痛に繋がるという事になります。

椎間板

 

長時間の前傾姿勢による筋肉への負担 デスクワークなどの座っている姿勢は、パソコンを覗き込むことにより前傾姿勢になります。

長時間の前傾姿勢が続くことで、背骨を支える筋肉などが過度に伸ばされたり、緊張するなどの負担が掛かります。

そして、筋肉に過度に負担がかかると血流が悪くなり、腰痛や首の痛みに繋がっていく事となります。

・腰痛や首、膝の痛みの原因となる気をつけたい座り方3つ

以下、の3つの座り方をしている場合、痛みを発生させますので、注意して頂ければと思います。

足を組む姿勢

頬杖をつく前かがみ姿勢

椅子・机が体にあっていない環境

・「腰痛やひざの関節痛を治す良い方法」

長くなってしまいましたが、最後に腰痛やひざの痛みを治す良い方法3つをお伝えします。

正しいデスクワーク姿勢 まずは正しいデスクワーク姿勢を紹介します。

椅子・机の設定環境も合わせてチェックしてみてください。

・ポイント1 目線の高さにパソコンのディスプレイを合わせる(10~20°程度)

・ポイント2 パソコンとの距離を適切な間隔に保つ(45~74cm程度)

・ポイント3 肘と膝は90度に保ち、足全体が床につくようにする。

3つのポイントを意識することで、前かがみ姿勢を防げるため腰痛やひざの痛みの改善に繋がります。

30分ごとに体を動かそう 長時間の座り過ぎと運動不足が、身体をこわばらせ、腰痛やひざの痛みにつながっています。

腰痛やひざの痛みの予防には筋力強化や腰の背骨の動きを良くすること以上に、定期的に歩くなど体を動かした方が効果的とも言われています。

可能ならば30分ごとに1回の頻度でこまめにを動かしていきましょう。

身体のメンテナンスをしよう やはり、お仕事を続けていると、身体は疲労でこわばっていき、どうしても腰痛や膝の痛みが出てしまいます。

上記2つの方法で良くならない場合は、施術などで身体のメンテナンスをする事をオススメ致します。

施術をすると、腰痛もひざの痛みも治していけますので、ぜひ当院にもお越し下さいね

 

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